研究課題/領域番号 |
18H02811
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
永井 良三 自治医科大学, 医学部, 学長 (60207975)
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研究分担者 |
相澤 健一 自治医科大学, 医学部, 准教授 (70436484)
仲矢 丈雄 自治医科大学, 医学部, 准教授 (80512277)
宮川 拓也 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任准教授 (50596559)
田之倉 優 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任教授 (60136786)
今井 靖 自治医科大学, 医学部, 教授 (20359631)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 平滑筋ミオシン / 家族性大動脈解離 / 血管老化機構 |
研究成果の概要 |
家族性胸部大動脈瘤および解離(FTAAD)の原因となるミオシン重鎖(Myh11)の病原性多様体Myh11del1256 Kマウスを樹立した。Myh11ΔK/ΔKマウス大動脈は、血管壁厚増加と、細胞接着低下を含む微細構造異常、収縮性の減少を示し、Myh11ΔK/+マウスは、アンギオテンシン刺激で大動脈解離と壁内血腫を発症した。その機構は、インテグリンサブユニットα2(Itga2)の減少であった。Itga2の減少による細胞接着の影響が大動脈の収縮に欠陥を引き起こすことを示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
急性大動脈解離は、突然大動脈壁に亀裂を生じ、大動脈破裂や血管の閉塞等の致命的な合併症を引き起こす致死性疾患である。FTAAD家系の38歳女性は第3子を妊娠中後期に胸部大動脈解離を発症し死亡している。幸い女児が誕生したが動脈管開存症(PDA)を有し、治療法開発が急がれる。予測や予防が非常に難しく、長年臨床医学上の問題とされてきた疾病の機構を明らかにし、治療法開発に繋げることは社会的に意義があると思われる。
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