研究課題/領域番号 |
18H02819
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53030:呼吸器内科学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
佐藤 光夫 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (70467281)
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研究分担者 |
長谷 哲成 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (30621635)
湯川 博 名古屋大学, 未来社会創造機構, 招へい教員 (30634646)
田中 一大 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (40809810)
芳川 豊史 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (00452334)
川口 晃司 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院准教授 (10402611)
川井 久美 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 准教授 (50362231)
横井 香平 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (60378007)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 変異KRAS / 細胞老化 / 肺癌 / 創薬 / 創薬研究 / ドライバー癌遺伝子 / ドライバー遺伝子 |
研究成果の概要 |
本課題は増殖を停止させる癌遺伝子誘導細胞老化(oncogene-induced senescence; OIS)という現象に基づく変異KRASの治療開発を目的とした。OIS誘導標的遺伝子の同定を目的として、変異KRASを制御下に発現する不死化正常気管支上皮細胞におけるプール型shRNAライブラリースクリーニングを実施した。スクリーニングから遺伝子Xを有望な標的として同定した。続いて、コンパウンドライブラリーによるハイスループットスクリーニングから遺伝子Xの阻害候補コンパウンドを複数特定した。しかし、阻害効果を評価するアッセイ系の確立が困難であったため継続を一旦中断とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
変異KRASは固形癌において最も高頻度なドライバー癌遺伝子である。ドライバー癌遺伝子は癌細胞の増殖や生存に必須とされ、有効な治療標的となる。本課題は、未だ高い効果を示す治療が開発されていない変異KRAS肺癌の治療開発に取り組んだ。成果として治療標的候補遺伝子Xを特定し、同遺伝子の阻害作用を示すコンパウンドも特定した。変異KRAS癌の治療開発に役立つ知見を得たと考える。
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