研究課題/領域番号 |
18H02830
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
松江 弘之 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (10250424)
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研究分担者 |
松岡 悠美 千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (10402067)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | マクロファージ / マスト細胞 |
研究成果の概要 |
マクロファージは、貪食機能だけでなく、炎症・免疫・アレルギー反応、組織修復など多くの疾患の病態に関与していること、また、その分化・多機能性があることが明らかにされている。一方、マスト細胞も、アレルギー炎症だけでなく、組織の免疫・炎症・修復などの反応に関与している。本研究において、マウスの組織に常在するマクロファージ前駆細胞(TRMP細胞と命名)を発見し、腹腔や皮膚におけるマスト細胞が、TRMP細胞の分化を介して組織マクロファージの数を制御していることを証明した。その細胞が組織マスト細胞により厳密に制御され、 組織マクロファージの分化に重要であることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これらのマスト細胞とマクロファージの組織における分化を介した関係は、新しく見出した研究成果である。この関係は、上記「研究成果の概要」の冒頭に述べた組織マクロファージとマスト細胞の従来の機能と様々な疾患の病態にかかわっている可能性があり、病態制御の新規の制御点となる可能性がある。その意味で、本研究は、炎症・アレルギーが関与する疾患の新しい治療法の新規作用点となる可能性を秘めており、その基盤を提供する意味で意義があると考えられる。
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