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血液がんにおける前がん細胞由来炎症細胞による腫瘍細胞の支持メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 18H02834
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

坂田 麻実子 (柳元麻実子)  筑波大学, 医学医療系, 准教授 (80451805)

研究分担者 錦井 秀和  筑波大学, 医学医療系, 准教授 (30512834)
千葉 滋  筑波大学, 医学医療系, 教授 (60212049)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
キーワードがん微小環境 / T細胞リンパ腫 / TET2 / RHOA / T細胞リンパ腫 / 炎症細胞 / 微小環境
研究成果の概要

T細胞リンパ腫は血液がんの一つである。腫瘍組織には多彩な炎症細胞が顕著に浸潤している。これらの炎症細胞は、腫瘍細胞の増殖や生存を支持する微小環境細胞として働くと想像されていたが、具体的なメカニズムは明らかではなかった。研究代表者は、T細胞リンパ腫のゲノム解析を行い、エピゲノム修飾酵素をコードするTET2遺伝子の機能欠損型変異のある前がん細胞に由来すること、腫瘍細胞にはさらにG17V RHOA変異が加わって発症することを明らかにした(Nat Genet 2014)。本研究では、AITLの微小環境の多様性および変異と遺伝子発現の関連性について、シングルセル解析技術等の技術を用いて明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、クローン造血に代表されるAITLという疾患について、炎症細胞プロファイルを明らかにする研究である。固形がん患者においても、クローン造血の頻度は25%と報告されており(Coombs, Cell Stem Cell 2018)、クローン造血のあるがん患者では、AITLと同様に、体細胞変異のある炎症細胞ががん細胞に浸潤し、微小環境細胞として働いている可能性がある。AITLにおける炎症細胞の異常プロファイルに関する研究成果は、がん微小環境の理解およびこれを標的とする治療に広く応用可能であると期待される。

報告書

(1件)
  • 2020 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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