研究課題
基盤研究(B)
体性組織の一つである造血システムでは、大動脈・性腺・中腎領域(AGM)領域で血液産生の源である造血幹細胞が誕生し、胎盤、胎児肝、脾臓を経て、誕生直前には最終的な成体造血の場である骨髄へと移行する。本研究では、造血幹細胞が骨髄に生着するダイナミクスに注目し、誕生直後の発達期にある骨髄に異なる機能をもった造血幹細胞を同定し、数理モデルにより増殖・分化・遊走の割合を計算した。
本研究の成果は成体末梢血中に常時遊走している造血幹細胞の生理学的機能、髄外造血の機序、骨髄移植後の骨髄再建能の効率化に向けて有用な知見をもたらすと期待される。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)
J Exp Med
巻: 印刷中
Wiley Interdiscip Rev Dev Biol
巻: 27 号: 4
10.1002/wdev.341
http://ircms.kumamoto-u.ac.jp/research/hitoshi_takizawa/