研究課題/領域番号 |
18H02863
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
下村 伊一郎 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (60346145)
|
研究分担者 |
福原 淳範 大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座准教授 (00437328)
喜多 俊文 大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座講師 (10746572)
加藤 恒 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (20705214)
前田 法一 大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座准教授 (30506308)
小林 祥子 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (80649111)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
|
キーワード | アディポネクチン / エクソソーム / 幹細胞 / セラミド / カドヘリン / Favine / T-カドヘリン / 間葉系幹細胞 / 受容体 / 動脈硬化 / 血栓 |
研究成果の概要 |
生理的なアディポネクチンは主にT-カドヘリンという細胞表面タンパクに特異的に働き、エクソソームという小胞の産生を促進することで、血管内皮の保護、骨格筋の再生や腎保護などに働き、また間葉系幹細胞を用いた心不全モデルの細胞治療効果を担うことがわかりました。また、血中遊離T-カドヘリンの存在を証明し、定量EIAを構築した。 脂肪・血管分泌因子Favine欠損マウスはアポE欠損による動脈硬化が進行し、石灰化と血栓形成も認めました。Favine欠損マウス大動脈の遺伝子発現変化はヒトの不安定動脈硬化症の遺伝子発現変化と酷似することが分かりました。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アディポネクチンの作用はこれまでアディポRという膜タンパクを介するAMPKの活性化作用等で説明されてきたが、T-カドヘリンが主要な結合タンパクであり、エクソソーム産生促進によって多様な生理作用が発揮され得ることが分かった。本成果はCOVID-19治療にも応用されつつある間葉系幹細胞治療にも応用できる。 脂肪・血管分泌因子Favineは動脈硬化の予防治療に有用である可能性を示した。
|