研究課題/領域番号 |
18H02865
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
富澤 一仁 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (40274287)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2019年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | ヌクレオシド / 修飾ヌクレオシド / オーファン受容体 / 免疫 / ホルモン / RNA修飾 / 受容体 / tRNA / G蛋白共役型受容体 / 代謝 / アデノシン / GPCR / Gタンパク質共役型受容体 |
研究成果の概要 |
本研究は、ペプチド型、ステロイド型、アミノ酸誘導体型に次ぐ第4の内分泌因子の存在とその生理機能について明らかにすることを目的として実施した。修飾RNAの代謝産物である修飾ヌクレオシドについてG蛋白共役型受容体リガンド同定技術を用いて、オーファン受容体やアデノシン受容体への結合能と活性化能を調査した結果、修飾ヌクレオシドの1種であるm6Aがアデノシン受容体のリガンドであることを明らかにした。また、m6Aはアデノシン受容体を介して、肥満細胞の脱顆粒を促進するなどの生理機能を有していることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトゲノム中に内在性リガントが不明の「オーファン」な非嗅覚Gタンパク質共役受容体(GPCR)が少なくとも120種類ある。この内の49種類がヌクレオシド等の低分子リガンドが結合するクラスAである。オーファンGPCRの生理的リガンド探索研究については、ヒトゲノムが解明された2003年頃に世界中で精力的に研究が行われて、多くの新規リガンドが発見された。しかし、近年新規リガンドの報告が激減している。GPCRのリガンドとして修飾ヌクレオシドを同定したという本研究成果は、GPCR研究の促進に繋がることが期待される。
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