研究課題/領域番号 |
18H02873
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
三高 俊広 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
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研究分担者 |
谷水 直樹 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (00333386)
市戸 義久 札幌医科大学, 医学部, 助教 (80452978)
須藤 亮 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (20407141)
吉川 大和 東京薬科大学, 薬学部, 准教授 (20274227)
水口 徹 札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (30347174)
深井 原 北海道大学, 医学研究院, 特任講師 (60374344)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
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キーワード | 肝前駆細胞 / 小型肝細胞 / 細胞外分泌顆粒 / 細胞移植 / 肝胆管オルガノイド / miR-146a-5p / 胆管上皮細胞 / 骨髄由来間葉系細胞 / 肝機能不全 / 肝組織形成 / HPPCs / SHPCs / Extracellular vesicles / miRNAs / 継代培養 / Integrin beta1-signal / 類肝組織 / miRNA / 細胞外基質 / Integrin beta1 / 細胞増殖 / EVs |
研究成果の概要 |
成熟ラット肝臓から分離した肝前駆細胞である小型肝細胞の親細胞に当たるHPPCsがlaminin111依存性にintegrin beta1シグナルを介してself-renewal能を維持することを明らかにした。また成熟マウス肝臓から分離した小型肝細胞と胆管上皮細胞を共培養することにより、分化した肝細胞が形成する毛細胆管と胆管が結合した胆汁輸送系を有するhepato-biliary tubular organoidの作成に成功した。 移植した骨髄由来間葉系細胞が分泌する細胞外分泌顆粒中に含まれるmiR-146a-5pが内在性肝前駆細胞を活性化し増殖させることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
重症肝機能不全に対する根治的治療法として肝移植がある。その代替法として肝細胞移植があるが、ドナー細胞の確保は困難である。本研究により、増殖能の高い肝前駆細胞の親細胞に相当するHPPCsの増幅により大量の肝細胞を産生することが可能になる。また肝細胞と胆管組織の一体化した胆汁輸送が可能な肝組織をin vitroで作成することができた。ヒト肝細胞でもオルガノイドの作成が可能であり、肝組織移植や創薬研究に利用できる。 骨髄由来間葉系細胞が分泌する細胞外分泌顆粒中に含まれるmiR-146a-5pは、内在性肝前駆細胞を活性化し疲弊した既存肝細胞との置換を促進する新たな治療法に繋がる可能性がある。
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