研究課題/領域番号 |
18H02881
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
進藤 幸治 九州大学, 大学病院, 助教 (00788432)
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研究分担者 |
井上 重隆 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (00529802)
江上 拓哉 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (40507787)
宮坂 義浩 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (40507795)
大内田 研宙 九州大学, 大学病院, 講師 (20452708)
前山 良 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (10611668)
仲田 興平 九州大学, 大学病院, 助教 (30419569)
鬼丸 学 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (80529876)
池永 直樹 九州大学, 大学病院, 助教 (90759755)
中村 雅史 九州大学, 医学研究院, 教授 (30372741)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2019年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2018年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
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キーワード | 膵癌 / 次世代シーケンサー / NGS解析 / KPCマウス / CTC / オルガノイド / heterogeneity / 遺伝子変異 / シングルセル解析 / 微小環境 / 癌微小環境 / ゲノム不均一性 / 次世代シークエンサー / リキッドバイオプシー / 膵臓癌 / 遺伝子変異解析 |
研究成果の概要 |
本研究では、膵癌発生から転移形成までの段階的進展に伴って重積する遺伝子変異を膵癌自然発生マウス及び次世代シークエンサーを用いて解析した。肝転移を形成した個体では、膵原発にみられた遺伝子変異が発癌初期の段階で末梢血中にもCTCとして検出され、週齢が進むにつれmutationが蓄積することを明らかにした。さらにヒト膵癌組織から樹立した膵癌オルガノイドDNAに対してTargeted DNA sequencingを行い、マウスモデルで抽出したmutationと比較しヒトにおいて転移・浸潤能の獲得に関わるmutationの抽出を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
前癌病変から癌化、転移や播種に至る各段階における遺伝子変異蓄積を詳細に検討し、さらにヒト検体に対してvalidationを行うことによって膵癌悪性度の大きな要因の一つである転移・浸潤に関わる遺伝子変異を絞り込むことができた。これら候補遺伝子変異による癌細胞の性質変化を捉えることは、膵癌進展の各段階における標的治療の開発につながると考えられる。また、この結果から末梢血中癌細胞からの遺伝子変異抽出によってゲノムレベルでの膵癌進展段階評価が可能となり、さらには各段階に適した標的治療法を選択するといった膵癌における個別化治療を強く推しすすめる可能性を秘めている。
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