研究課題/領域番号 |
18H02887
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
金光 ひでお 京都大学, 医学研究科, 助教 (60810166)
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研究分担者 |
湊谷 謙司 京都大学, 医学研究科, 教授 (20393241)
池田 義 京都大学, 医学研究科, 准教授 (40281092)
柴 祐司 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (70613503)
升本 英利 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 上級研究員 (70645754)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2019年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 心臓再生医療 / iPS細胞 / バイオエンジニアリング / 再生医学 |
研究成果の概要 |
本研究において、ヒトiPS細胞由来心臓組織グラフト自身の電気伝導速度がホスト心臓に比べて非常に遅いことを見出し、その原因としてのiPS細胞由来心筋細胞のイオンチャネルを含む電気生理学的未成熟性を定量PCR等により見出した(IK1チャネルをコードするKCNJ2遺伝子の低発現など)。この点を解決するため、iPS細胞由来心筋細胞および血管構成細胞の三次元化および電気刺激・動的流水刺激を含む物理学的トレーニングを行い、構造的および電気生理学的成熟が得られることを確認した。また、ブタ心筋梗塞モデルを用いて、経食道エコー法により局所壁運動およびホスト-グラフト同期を評価しうるシステムを確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、これまでのiPS細胞による再生医療における治療メカニズムであるパラクライン効果を超えた、動力源としての心筋組織を疾患心に供給し、かつ機能させるという次世代の心臓再生医療の実現に向けた基礎研究的基盤を供給するものである。今後ますます増加が予想される重症心不全に対する新たな治療選択肢を供給しうる意味において、高い学術的ならびに社会的意義を有するものと考えられる。
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