研究課題/領域番号 |
18H02913
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
田宮 隆 香川大学, 医学部, 教授 (50252953)
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研究分担者 |
小川 大輔 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (70524057)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2020年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2018年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | Glioblastoma / (pro)renin receptor / molecular therapy / glioma / antibody / Wnt/β-catenin pathway / glioma stem cell / gliomagenesis / glioblastoma / pro-renin receptor / (pro)Renin receptor / proRenin receptor / proRenin Receptor / (pro)Renin Receptor |
研究成果の概要 |
神経膠腫(グリオーマ)の中でも膠芽腫は最も予後の悪い腫瘍の一つであり、早急な追加療法の開発が望まれている。申請者らは、(プロ)レニン受容体((p)RR)が、Wnt/βカテニン経路を介して、がん形成に関わる重要分子であり、これを抑制することで膠芽腫の増殖能が抑えられることを世界に先駆けて報告する。また、本研究計画は、開発した(p)RRに対する抗体を用い、(p)RR抗体が膠芽腫に対して、抗腫瘍効果をきたすか評価し、膠芽腫の真新しい治療法と成り得るか、探索した。総じて、本研究計画は、(p)RRを中心としたグリオーマに対する新たな診断および治療戦略基盤を創出するものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究計画においては、(P)RRが神経膠腫において真新しい治療ターゲットと成り得ることを示す内容となっており、本研究計画の(p)RRに対する抗体療法は抗腫瘍効果が見込まれ、新規がん治療の分子ターゲットと成り得る。その結果、膠芽腫の早期発見による、初期段階で治療が開始されることで、患者生命予後の改善および、医療費削減にも貢献することができる。このことから本研究から得られる成果は、社会的に極めて大きなインパクトを与えると想定される。
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