研究課題/領域番号 |
18H02915
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
|
研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
中瀬 裕之 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (10217739)
|
研究分担者 |
中村 光利 奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 研究員 (00305715)
中澤 務 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (00772500)
松田 良介 奈良県立医科大学, 医学部, 学内講師 (60453164)
西村 文彦 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (70433331)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
13,260千円 (直接経費: 10,200千円、間接経費: 3,060千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
|
キーワード | 膠芽腫 / iPS / CAR 遺伝子 / Natural killer cell / glioblastoma / EGFRvIII / natural killer 細胞 / natural killer cell / EGFRvIII-CAR / iPS cell / EGFRvIII特異的CAR / iPS由来NK細胞 / 細胞免疫療法 |
研究成果の概要 |
GFRvIII-CAR-iPSC について多能性幹細胞としての特性、染色体・ゲノム DNA の損傷について解析を行った。EGFRvIII-CAR-iPSC の品質確認として、EGFRvIII-CAR-iPSC に関して、多能性解析、NOGマウスを用いて奇形腫形成能も確認した。また、G-band 法による染色体分析、次世代シークエンサーによるゲノム DNA 解析により機能的変異、挿入・欠失、コピー数変異、構造変異を認めず、安全性も確認した。現在、EGFRvIII-CAR発現iPS-NK に関して、in vitro/in vivo における膠芽腫に対する抗がん効果と安全性の評価を行っている。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究の成果は、iPSC から EGFRvIII 特異的 CAR 発現 NK を大量に準備することが可能で、off-the-shelf の NK 細胞免疫療法の開発として、難治性悪性腫瘍である膠芽腫に対する有力な新規併用療法の1つとなる可能性があり、創造性に富んだ研究であると考える。CAR 発現 NK (CAR-NK) は CAR-T より安全性が高い可能性がある。不均一で多様性の強い細胞集団である膠芽腫に対して、安全で高い治療効果を期待できる CAR-NK はより有用な抗がん免疫細胞であると考えられる。本研究の成果は、予後不良の膠芽腫に対する新規併用療法になると期待される。
|