研究課題/領域番号 |
18H02918
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
池淵 祐樹 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20645725)
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研究分担者 |
本間 雅 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (60401072)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2021年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 軟骨代謝 / Wペプチド / 細胞内シグナル / 抗体創薬 / W9ペプチド / 軟骨細胞 |
研究成果の概要 |
軟骨細胞分化を強く促進するW9ペプチドの薬理機序の解明を目的とし、その結合標的分子の探索を行なった。同定された複数の候補分子に関して、shRNAを用いた遺伝子抑制や、CRISPR-Cas9を用いたゲノム編集法によりその関与を検証し、また、その下流でどのような細胞内シグナル経路の変動が起こっているかを検証した。一連の解析で得られた知見に基づき、それらを架橋することでW9と同様な軟骨細胞分化活性を発揮する抗体様分子の開発を試みた。モデル細胞での薬理効果が一定程度は認められたことから、今後はマウスを用いたin vivoでの薬理評価を行うことを計画している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
変形性関節症などの軟骨関連疾患は、健康寿命を縮める主な要因の一つであり、超高齢化社会へと進展している現在では克服すべき課題となっている。ビオチン修飾を施したW9ペプチドは、軟骨細胞分化に関わる他の分子と比較しても強い活性を有しており、これを選択的に入力できる抗体医薬の開発に成功すれば、臨床的に非常に大きな意義を持つ。また、得られた抗体分子の構造最適化に関する知見は、他の疾患治療薬の開発にも活かせることが期待され、今後の研究活動の基盤になるものと考えている。
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