研究課題/領域番号 |
18H02936
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
|
研究機関 | 三重大学 (2019-2020) 京都大学 (2018) |
研究代表者 |
井上 貴博 三重大学, 医学系研究科, 教授 (80511881)
|
研究分担者 |
清水 公治 京都大学, 医学研究科, 研究員 (50395901)
加藤 学 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (60626117)
佐々木 豪 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (20644941)
中山 憲司 京都大学, 医学研究科, 研究員 (30442594)
山崎 俊成 京都大学, 医学研究科, 講師 (00607749)
澤田 篤郎 京都大学, 医学研究科, 助教 (10784796)
後藤 崇之 京都大学, 医学研究科, 助教 (90806605)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
|
キーワード | 脂質 / 前立腺癌 / 尿 / 脂質過酸化反応 / 質量分析 / 尿中揮発性有機化合物 |
研究成果の概要 |
前立腺癌細胞株に含有するPhosphatidylcholine (PC)のtargeted lipidomicsを行い、浸潤能の高い前立腺癌株で不飽和脂肪酸の割合が多いことを見いだした。前立腺癌・前立腺肥大症患者尿中の脂質組成変化や揮発性有機化合物を質量分析法で解析し、前者で PCs/LPC 比が前立腺癌患者で有意に高値であることを見いだした。脂質過酸化経路に関わるAKR1C3が前立腺癌組織内や治療抵抗性とともにその発現の上昇が有ることを報告し、AKR1C3の阻害作用物質を含有するグリーンプロポリスを限局性前立腺癌術後PSA再発症例に投与する前向き臨床試験を行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マトリックス支援レーザー脱離イオン化飛行時間型質量分析装置(matrix assisted laser desorption/ionization time of flight mass spectrometry(MALDI/TOF-MS))を用いて尿中脂質を定量的に測定する方法を確立したことは、今後あらたなバイオマーカーの開発に意義深い。またグリーンプロポリスの前立腺癌に対する世界で初めての臨床試験を行い、癌治療の代替療法の可能性を未来に託した点は社会的に意味があると考えている。
|