研究課題/領域番号 |
18H02947
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
|
研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
松村 謙臣 近畿大学, 医学部, 教授 (20452336)
|
研究分担者 |
西尾 和人 近畿大学, 医学部, 教授 (10208134)
坂井 和子 近畿大学, 医学部, 講師 (20580559)
宮澤 正顯 近畿大学, 医学部, 教授 (60167757)
高矢 寿光 近畿大学, 医学部, 講師 (60734689)
佐藤 隆夫 近畿大学, 大学病院, 教授 (70162443)
万代 昌紀 京都大学, 医学研究科, 教授 (80283597)
村上 隆介 滋賀県立総合病院(研究所), その他部局等, 医長 (40782363)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2022年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
|
キーワード | 卵巣癌 / 腫瘍内不均一性 / 腫瘍免疫 / 幹細胞 / DNA修復機構 / ゲノム / 免疫療法 / バイオマーカー / ゲノム解析 / オミックス解析 / 相同組み替え修復 / 機能ゲノミクス解析 / 化学療法感受性 |
研究成果の概要 |
(i) 卵巣癌において、上皮間葉転換が骨髄由来免疫抑制細胞の腫瘍内への集積と腫瘍免疫抑制をもたらしていることを明らかにした。(ii) 腫瘍内不均一性が予後不良に関わっていることを明らかにした。(iii) 卵巣癌における抗VEGF抗体の治療抵抗性が低酸素による骨髄由来免疫抑制細胞の集積によることを示した。(iv) DNA相同組み替え修復機構の異常について包括的な解析を行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
癌における、腫瘍内不均一性(個々の腫瘍細胞の違い)は、治療抵抗性に大きく関わっている。腫瘍内不均一性は、DNA修復機構の異常によって生じる様々なDNAの変異や、DNAメチル化・ヒストン修飾のようなエピジェネティックな変化によって生じる。そして、上皮細胞である腫瘍細胞が、上皮細胞としての性質を失って間葉細胞のような性質を獲得する上皮間葉転換は、腫瘍細胞の性質の変化の代表例である。腫瘍内不均一性を包括的に解析した本研究による成果は、卵巣癌の治療抵抗性を克服し、新規治療法を探索することにつながる。
|