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糖尿病網膜症における線維血管増殖膜の形成機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18H02958
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

小椋 祐一郎  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (70191963)

研究分担者 野崎 実穂  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (00295601)
安川 力  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (00324632)
植村 明嘉  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (30373278)
平野 佳男  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (40405163)
吉田 宗徳  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (60273447)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
キーワード糖尿病網膜症 / 線維血管増殖膜 / ペリサイト / 筋線維芽細胞 / ミクログリア / マクロファージ / 繊維血管増殖膜
研究成果の概要

糖尿病網膜症では毛細血管壁のペリサイトが消失することにより、血管透過性が亢進する。さらに血管閉塞が進行すると線維血管増殖膜が形成され、網膜剥離により失明に至る。本研究では、ペリサイト消失網膜症モデルマウスの急性炎症から慢性炎症への移行に伴って、残存ペリサイトと網膜色素上皮細胞が筋線維芽細胞に分化転換すること、さらに活性化型ミクログリアが線維化を促進することを明らかにした。同様の機構により、糖尿病網膜症の線維血管増殖膜が形成されると考えられる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

糖尿病網膜症では、血管透過性亢進に伴う黄斑浮腫と、血管閉塞に伴う線維血管増殖膜形成により、視機能が低下する。抗VEGF療法の普及により、黄斑浮腫の治療成績は各段に向上したが、線維血管増殖膜形成に対しては未だ有効な薬物療法がない。本研究では、糖尿病網膜症の病態を再現するペリサイト消失網膜症モデルマウスを用いて、網膜線維化の細胞・分子機構を解明した。こうした成果は、増殖糖尿病網膜症の新規治療法開発に寄与することが期待される。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実績報告書
  • 2018 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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