研究課題/領域番号 |
18H02961
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
寺師 浩人 神戸大学, 医学部附属病院, 教授 (80217421)
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研究分担者 |
野村 正 神戸大学, 医学部附属病院, 准教授 (30529566)
榊原 俊介 神戸大学, 医学研究科, 客員准教授 (50444592)
橋川 和信 神戸大学, 医学部附属病院, 医学研究員 (90403237)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
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キーワード | 光受容 / 皮膚 / メラノプシン / 皮膚線維芽細胞 / 生体時計 / 光生物学 |
研究成果の概要 |
われわれはこれまでにヒトの皮膚に光受容タンパク質(OPN4)が発現していることを明らかとした。このOPN4は体内時計の形成に関与している。通常、末梢性circadian clockは中枢性に発信されたシグナルによりリセットされると考えられているが環境光により影響されるのか、について検討を行った。センシングシグナルを発するものとして中枢性にはコルチゾールを、末梢性には480nm光を利用した。それぞれにより刺激をおこなったのちに他方により刺激をおこなったところ、いずれの場合においてもリズムを調整することができなかった。一度形成されたリズムはしばらく記憶されることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトの皮膚は体内において最大の臓器であり、また、最も環境からの光を受容する。これまでに光を受容した場合におこる生理的な機能については解明されてこなかった。われわれは体内時計を司る光受容タンパク質の発現を明らかにした。皮膚が環境光を受容した場合に体内時計がリセットされるのかどうか、を探ることがこの研究の目的である。環境による応答があった場合、光による創傷治療や睡眠効果、腫瘍治療などに応用できる可能性があり、本研究の学術的意義となる。
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