研究課題/領域番号 |
18H02965
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57010:常態系口腔科学関連
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
加藤 隆史 大阪大学, 歯学研究科, 教授 (50367520)
|
研究分担者 |
豊田 博紀 大阪大学, 歯学研究科, 准教授 (00432451)
片桐 綾乃 大阪大学, 歯学研究科, 講師 (40731899)
佐藤 元 大阪大学, 歯学研究科, 助教 (10432452)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
|
キーワード | 睡眠 / ブラキシズム / 咀嚼 / レム睡眠 / 咀嚼筋活動 / リズム / 脳波 / 睡眠時ブラキシズム / 顎運動 / 大脳皮質 / 中脳 / 咀嚼運動 / 脳幹 / 咀嚼リズム / リズム発生機構 / 異常運動 / 運動抑制 |
研究成果の概要 |
睡眠時ブラキシズムの歯ぎしりのように睡眠中に咀嚼筋が繰り返し活動するメカニズムは明らかではない。本研究では、レム睡眠では抑制を凌駕する強い運動指令が入ると咀嚼筋が活動する可能性、レム睡眠中枢が顎運動リズムを調節する機構を抑制する可能性、歯ぎしりの発生動態がレム睡眠の発生状態に影響を受ける可能性、を明らかにした。したがって、レム睡眠の制御中枢と咀嚼運動リズム発生に関わる神経機構とに機能的関連がある可能性が明らかとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
睡眠中の歯ぎしりのように、眠っているときに咀嚼筋が繰り返し強く活動すると、歯の咬耗や顎関節症などの原因となる。しかし、睡眠中に歯ぎしりが発生するメカニズムは明らかではない。本研究では、睡眠を調節する機構と、咀嚼などの顎運動を制御する機構の関連を、実験動物とヒトのデータを用いて、レム睡眠を調節するしくみが咀嚼運動の変調に関係する可能性を明らかにした。この成果は、歯ぎしりの発生に関与する脳のしくみを解明する上で重要である。
|