研究課題/領域番号 |
18H02992
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
松香 芳三 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (90243477)
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研究分担者 |
大島 正充 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 准教授 (00548307)
山本 由弥子 岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (20403496)
岩田 幸一 日本大学, 歯学部, 特任教授 (60160115)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2021年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
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キーワード | グリア細胞 / 口腔顔面痛 / 痛み / サイトカイン / 三叉神経節 / 慢性痛 / 薬液投与 / 神経節 |
研究成果の概要 |
顔や口腔内の痛みの発症メカニズム解明を目的として、研究を実施した。末梢神経節である三叉神経節内において、神経細胞周囲に存在するサテライトグリア細胞が、免疫機能に関連する炎症性サイトカインを遊離することにより、顔や口腔内の痛みが増強する可能性が示唆された。また、サテライトグリア細胞機能を抑制し、サイトカインの遊離を抑制することにより、顔や口腔内の痛みが抑制される可能性が示唆された。以上から、サテライトグリア細胞と神経細胞の関連性が理解できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
局所に原因を認めない難治性慢性の顔や口腔内の痛みに悩んでいる患者は多く、臨床補綴歯科医師の多くが経験している。この病態や痛みのメカニズムは十分には解明されていないため、治療は困難なことが多い。また、これらの顔や口腔内の痛みは高齢者において顕著であり、増加傾向にあるため、治療法の開発は喫緊の課題である。本研究成果は、顔や口腔内の痛みで苦悩している患者を救う治療法開発の一助となるものである。
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