研究課題/領域番号 |
18H02997
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
大久保 直登 北海道大学, 薬学研究院, 講師 (00553207)
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研究分担者 |
北川 善政 北海道大学, 歯学研究院, 教授 (00224957)
村田 勝 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (00260662)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2021年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 歯根膜幹細胞 / 象牙質移植材 / DDS基材 / コラーゲン製材 / 骨補填材 / 骨再生医療 / ハイブリッド移植材 / 骨再生治療 / 大型骨欠損対応型医療 / 軟組織適応可能 / 象牙質移植法 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、①象牙質移植材と②歯根膜幹細胞の2種類の独自特許技術を融合したハイブリッド移植材を開発し、現在対応不可能な顎骨大型骨欠損に対応可能な骨再生移植材を開発することである。①の欠点である自家移植による使用制限の解消と②ヒト歯根膜幹細胞の他家移植応法の開発を目指した。 ①は原料をウシに設定し、安全な加工法の開発に成功した。また、歯の大きさを活用し、顆粒状のみなら、膜状やブロック状などの手術応用に合わせた移植材の作成が可能となった。②として、独自開発の上皮性歯根膜幹細胞は、炎症抑制性能に優れたエクソソームや、骨再生に大きく寄与するFGF2やBMP2の分泌能に優れていることを見いだした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題は、これまで対応が困難とされてきた顎に発生した悪性腫瘍の手術後などに高頻度で発生する大型骨欠損による顔貌の変化(著しいQOLの低下につながるもの)に対応できるような、新たな骨再生医療法を開発することを目的とする。本技術は、重度の歯周病にも対応可能な技術であるため、高齢化の加速に伴い問題となっている歯を失う原因疾患に対する対応も可能である。その解決策として、申請者らが独自に開発した2種類の特許技術を改良したのち組み合わせる。また、その移植材の原料となる材料は、現在、使い道がなく廃棄されている酪農資源を活用するため、優れた社会的意義を有する研究テーマとなる。
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