研究課題/領域番号 |
18H03002
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
宮本 洋二 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (20200214)
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研究分担者 |
工藤 隆治 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (10263865)
福田 直志 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (10804156)
工藤 景子 徳島大学, 病院, 講師 (70380029)
栗尾 奈愛 徳島大学, 病院, 講師 (80622141)
石川 邦夫 九州大学, 歯学研究院, 教授 (90202952)
中川 貴之 広島大学, 病院(歯), 助教 (30456230)
大江 剛 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 徳島大学専門研究員 (60432762)
真野 隆充 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 准教授 (80325125)
玉谷 哲也 徳島大学, 病院, 講師 (30274236)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
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キーワード | 炭酸アパタイト / 多孔体 / 骨再生 / スキャフォールド / 再生医療 / ハイドロキシアパタイト / 溶解析出反応 |
研究成果の概要 |
本研究は生体内吸収性および骨置換性を有する炭酸アパタイト(CAp)多孔体を作製し、骨・皮膚再生用スキャフォールドとしての有用性を検証することで、新たな再生医療材料の開発を目的としている。種々の気孔径を有する多孔質CAp顆粒の開発に成功し、動物実験により最適気孔径を同定した。この多孔質CAp内にラット骨髄幹細胞を播種することで複合体を作製し、ラット背部皮下に移植することで、異所性の骨再生に成功した。また複合体周囲に栄養血管を配置することで、血管付きの再生移植組織として利用できる可能性を確認した。さらに連通気孔を有する多孔質CApブロックの開発にも成功し、より大きな骨欠損再建の可能性を示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔外科臨床では顎骨とともに粘膜や皮膚を欠損することが多く、再建法が大きな課題である。この問題を解決するために、再生医療が盛んに研究され、骨を再生することは実用段階に入っている。しかし、臨床応用で必要とされる大きさの骨の再生や、皮膚を同時に再生する研究は未だ殆どない。そこで生体内吸収性および骨置換性を有する炭酸アパタイトを利用した再生医療材料を開発し、新たな臨床応用の術式の確立を目指した。
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