研究課題/領域番号 |
18H03010
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
仲野 和彦 大阪大学, 歯学研究科, 教授 (00379083)
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研究分担者 |
野村 良太 大阪大学, 歯学研究科, 准教授 (90437385)
大川 玲奈 大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (80437384)
大継 將寿 大阪大学, 歯学研究科, 助教 (40803086)
鋸屋 侑布子 大阪大学, 歯学研究科, 助教 (40803078)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2018年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
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キーワード | Streptococcus mutans / コラーゲン結合タンパク / 感染性心内膜炎 / 脳出血 / 脳内微小出血 / IgA腎症 / 重度う蝕 / Citrus unshiu / 微小脳出血 / 血管内皮細胞 / デンタルプラーク / う蝕原性細菌 / 口腔バリア / 臓器連関 / 非アルコール性脂肪肝炎 / う蝕 / ラットモデル / 臨床検体 / 全身疾患 / 齲蝕 / 動物モデル / う蝕原生性細菌 |
研究成果の概要 |
Streptococcus mutansの120 kDaのコラーゲン結合タンパク(Collagen-binding protein; CBP)に着目して、全身疾患に対する病原性の評価を行なった。その結果、口腔内のCBP陽性のS. mutansは、感染性心内膜炎や脳内微小出血などの循環器疾患や、指定難病であるIgA腎症の発症に関与することが示唆された。また、S. mutansの抑制に関する新たなアプローチとして、果物由来の成分が、S. mutansの増殖やバイオフィルム形成に対して抑制効果を示すことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果から、口腔内に存在するCBP 陽性のS. mutansがう蝕だけでなく様々な全身疾患の増悪化に関わることが明らかになり、口腔衛生状態を良好に保ちう蝕の予防に努めることが、全身疾患の予防にも有効である可能性を示すことができた。また、ある種の食品を応用することにより、S. mutansによるう蝕や全身疾患を低減できる可能性を示すことができた。
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