研究課題/領域番号 |
18H03011
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
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研究機関 | 岡山大学 (2019-2021) 徳島大学 (2018) |
研究代表者 |
井澤 俊 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (30380017)
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研究分担者 |
川邉 紀章 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (00397879)
早野 暁 岡山大学, 大学病院, 講師 (20633712)
植田 紘貴 岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (10583445)
松本 健志 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 教授 (30249560)
竹下 淳 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 運動器疾患研究部, 室長 (50263009)
泰江 章博 徳島大学, 病院, 講師 (80380046)
岩浅 亮彦 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (90746025)
森 浩喜 徳島大学, 病院, 助教 (90779985)
常松 貴明 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教 (70726752)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | エピジェネティクス / 顎顔面領域骨代謝性疾患 / シグナル伝達 / 骨リモデリング / 破骨細胞 / エピゲノム / 破骨細胞及び骨細胞 / エピェネティクス / 顎顔面域骨代謝性疾患 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、ダイオキシン受容体AhRの外因性リガンドB[a]P及び内因性リガンドFICZなどの種々のAhRリガンドを使用して破骨細胞を含めた下顎頭骨吸収へのメカニズムについて解析を行った。B[a]P投与マウスでは、下顎頭において破骨細胞の活性上昇による骨量の減少、Cyp1a1の発現上昇を示した。過開口によるTMJ-OAモデルマウスを用いてFICZによる顎関節部への影響を検討した結果、過剰な破骨細胞集積の減少傾向がみられた。一方TMJ-OAモデル下顎頭ではFICZ投与によりCyp1a1の発現低下がみられた。さらにインビトロFICZ添加により破骨細胞形成能およびCyp1a1発現の低下を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
以上の研究結果より、AhRリガンドであるBaP及びFICZ投与により、下顎頭において各々異なる作用を示し、AhRリガンド刺激によるCyp1a1を介したAhR活性化経路が破骨細胞分化において重要な役割を果たしていることが示唆された。これらの所見は、TMJ-OAを含めたAhR関連の炎症性骨代謝疾患に対する新しい治療方法への開発及び臨床応用に大きな意義を有することが期待される。
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