研究課題/領域番号 |
18H03026
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
梯 正之 広島大学, 医系科学研究科(保), 教授 (80177344)
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研究分担者 |
恒松 美輪子 広島大学, 医系科学研究科(保), 講師 (80704874)
川崎 裕美 広島大学, 医系科学研究科(保), 教授 (90280180)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | がん検診 / 数理モデル / シミュレーション / 感染 / 有効性評価 |
研究成果の概要 |
本研究は、がん検診の有効性について、理論疫学手法を用いてがん検診の数理モデルを構築することにより適切に分析・評価するものである。特に、子宮頸がんのようにがんの罹患にウイルスの感染やその予防対策としてのワクチン接種などが影響を与える場合を含めて検討する。そのため本研究では、子宮頸がんとHPVワクチンの接種に関して、関連データを収集し、年齢階級別の感染とがん罹患のシミュレーションモデルを作成し、様々な設定の下でのがん検診とワクチン接種施策実施の効果の評価を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
感染症の流行や予防施策の評価については、数理モデルを使用した様々な分析が行われ、実際の予防施策の立案や評価に役立てられている。また、がん検診についても数理モデルを使用した分析や効果評価が進められている。しかし、感染が関与することで罹患するがんについては、この両方の側面を考慮した評価はこれからの課題である。本研究では、感染に対するワクチンによる予防効果とがん検診による早期発見に基づく寿命の延長効果を同時に分析し、がん検診の便益や害のバランスについて正確な情報提供により受診者の適切な判断に役立てたい。
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