研究課題/領域番号 |
18H03030
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
武田 裕子 順天堂大学, 医学部, 教授 (70302411)
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研究分担者 |
堀 浩樹 三重大学, 医学系研究科, 教授 (40252366)
小曽根 早知子 筑波大学, 医学医療系, 講師 (80645549)
金子 惇 横浜市立大学, データサイエンス研究科, 講師 (80825076)
孫 大輔 鳥取大学, 医学部, プロジェクト研究員 (40637039)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 健康の社会的決定要因 / 健康格差 / 医学教育 / 社会的公正 / 教材開発 / 社会的共感力 / プログラム評価 / アドボカシー / SDH / 社会的共感力尺度 / 卒前医学教育 / 格差 / 教育能力開発 / 社会的処方 / 卒後臨床研修 / 社会保障制度 / 社会的共感尺度 / 動画教材 / 「やさしい日本語」 / 在住外国人 / 経済的困窮支援 / 変容的学修 / 外国人診療 / 卒前卒後教育 / 社会的排除 / アクション・リサーチ / 貧困 / 変容的学修理論 |
研究成果の概要 |
本研究では、健康格差の原因となっている「健康の社会的決定要因(SDH:social determinants of health)」教育の推進を図り、教育プログラム開発とウェブサイト「SDH教育ポータル」(https://sdhproject.info/)の構築を行った。サイトには、経済的に困窮する患者に役立つ社会資源を検索する「経済的支援ツール」とSDH教育に用いる教材や資料を掲載している。3年間で約34000人が利用した。さらにSDH教育の効果を定量的に評価する社会的共感尺度(Social Empathy Index)の日本語版を開発し、またSDH教育が変容的学修につながることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
健康格差が生じる社会的背景を「健康の社会的決定要因(SDH: social determinants of heatlth)」という。これは個人の力ではどうしようない構造的問題である。本研究は、医療者がこの社会的要因に目を向け、病気になったり治療を継続できないことを「患者の自己責任」として片づけてしまわないよう、教育プログラムの開発を行った。さらにその教育効果を定量的に測定する方法「日本語版社会的共感力測定尺度」の妥当性を確認し、プログラム評価を可能にした。本課題は、わが国の医学教育領域でSDHが知られていない時に開始され、健康格差の縮小という社会の要請に応える教育領域の確立に貢献した。
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