研究課題/領域番号 |
18H03050
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 近畿大学 (2021-2022) 大阪大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
今野 弘規 近畿大学, 医学部, 教授 (90450923)
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研究分担者 |
羽山 実奈 公益財団法人大阪府保健医療財団大阪がん循環器病予防センター(予防推進部・循環器病予防健診部・健康開発, その他部局等, 医員 (10731549)
山岸 良匡 筑波大学, 医学医療系, 教授 (20375504)
丸山 広達 愛媛大学, 農学研究科, 准教授 (20627096)
服部 聡 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50425154)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2018年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
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キーワード | 血糖変動 / モニタリング / 糖尿病 / 地域住民 / コホート |
研究成果の概要 |
個人内血糖変動と身体要因・生活習慣との関連および糖尿病発症との関連を検討するために、地域コホート研究CIRCSの3地域(大阪Y市、秋田I町、茨城C市)と茨城K市においてFGM装置による日常生活における血糖モニタリング検査を実施した。そして、40-69歳非糖尿病の男女1,176人(男347人、女829人)を対象として食後高血糖疑いおよび血糖値スパイクと身体要因・生活習慣および糖尿病発症との関連を疫学的に検討した。その結果、血糖変動は多くの身体要因・生活習慣と関連し、関連する因子の種類や強さ、方向が時間帯によって異なること、平均血糖とは独立して糖尿病発症に関連する可能性があることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、平均血糖レベルと独立して、個人内血糖変動が糖尿病発症と関連するか否かは、検査機器の機能面・費用面・簡便性等の制約の問題があり、一般住民を対象とした疫学研究への導入が困難であったことから、明らかにされていなかった。本研究では近年開発されたFGM検査装置を用いて、4地域在住の非糖尿病者1,000人以上を対象として日常生活における血糖変動とその関連要因を明らかにし、その後の糖尿病発症との関連まで検討した世界初の研究という点で学術的意義が大きく、世界的に増加している糖尿病の予防に資する研究として社会的意義も大きい。今後さらに追跡調査を重ね、エビデンスをより強固なものにして行く必要がある。
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