研究課題/領域番号 |
18H03056
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
谷川 武 順天堂大学, 大学院医学研究科, 教授 (80227214)
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研究分担者 |
淡野 寧彦 愛媛大学, 社会共創学部, 准教授 (10591951)
丸山 広達 愛媛大学, 農学研究科, 准教授 (20627096)
斉藤 功 大分大学, 医学部, 教授 (90253781)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2021年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 健康起因事故 / 危険因子 / 生活習慣病 / 社会環境 / 交通事故 |
研究成果の概要 |
愛媛県東温市の地域住民を対象とした前向きコホート研究「東温スタディ」において、交通事故経験に関する質問紙調査を実施し、生活習慣病ならびに社会心理的要因との関連について検討した。本研究により、睡眠関連呼吸障害や客観的指標による日中の眠気等の個人の健康状態が交通事故経験と関連していることが明らかになった。また、社会心理的要因としてワークライフコンフリクトが交通事故経験に関連していることが明らかとなった。さらに、地理的状況の違いが交通事故に影響する可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、地域住民を対象としたコホート研究のデータを用いて、生活習慣病等の個人要因のみならず社会環境が交通事故に与える影響について、潜在的な交絡因子等を考慮した分析を行い、疫学的に明かにしたことである。また、本研究は地域住民を対象とした研究ではあるが、運転機会の多い事業用運転者における健康起因事故対策の基礎的知見にもなり、さらに健康面を考慮した事故防止のためのより効果的な社会環境整備にもつながると考える。また、健康と交通事故との関連を明確にし、普及・啓発することは生活習慣病対策の推進にも資すると考える。
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