研究課題/領域番号 |
18H03057
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 名古屋大学 (2020-2021) 藤田医科大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
八谷 寛 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (30324437)
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研究分担者 |
平川 仁尚 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (00378168)
李 媛英 藤田医科大学, 医学部, 助教 (20701288)
江 啓発 名古屋大学, 医学系研究科, 講師 (20713887)
市野 直浩 藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (50278280)
太田 充彦 藤田医科大学, 医学部, 教授 (80346709)
山田 宏哉 藤田医科大学, 医学部, 講師 (80610352)
大塚 礼 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 老年学・社会科学研究センター, 室長 (00532243)
玉腰 浩司 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (30262900)
吉岡 健太郎 藤田医科大学, 医学部, 教授 (60201852)
内藤 久雄 藤田医科大学, 医学部, 講師 (90547556)
青山 温子 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (40184056)
上村 真由 名古屋大学, 医学系研究科, 招へい教員 (60754786)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
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キーワード | 生活習慣病 / コホート研究 / フレイル / 認知機能 / 糖尿病 / コホート / 高齢者 / 社会参加 / バイオマーカー / 肥満 |
研究成果の概要 |
若年成人期・中年期の生活習慣や健康状態等が、高齢期のフレイル発現リスクや、社会参加の状況といかなる関連性を有するかを明らかにすることを目的とした。中部地方自治体職員を対象としたコホート研究対象者のうち、2018年時点で当該職域を退職し、60-79歳であった276名に認知機能検査である日本語版Montreal Cognitive Assessment (MoCA-J)や2020年改定日本版CHS基準に基づくフレイル調査を実施した。その結果、中年期の空腹時血糖値は、高齢期のMoCA-J総得点と独立した負の関連があることが示された。また、フレイル・プレフレイルの有病率は35.8%であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
健康寿命の延伸を目指したフレイル対策の重要性が指摘されているが、多くは高齢期になって実施される早期発見を前提とした対策である。より根源的な一次予防対策には、若年成人期・中年期の生活習慣や健康状態、あるいはそれらの変化等と高齢期のフレイル発現リスクや社会参加の状況との関連性に関する科学的知見が必要である。本研究では中年期の糖尿病が高齢期のMoCA-J総得点の低さと独立して関連することを示した。中年期の血糖コントロールにより、認知機能低下が予防される可能性が示唆された。また、約4割がフレイル・プレフレイルに該当した。今後、その発現に関連する若年成人期・中年期の要因を明らかにするための基盤が整った。
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