研究課題/領域番号 |
18H03074
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 東都大学 (2020-2021) 名古屋大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
太田 勝正 東都大学, 沼津ヒューマンケア学部, 教授 (60194156)
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研究分担者 |
八尋 道子 佐久大学, 看護学部, 教授 (10326100)
滝沢 美世志 (大熊 美世志) 名古屋学芸大学, 看護学部, 講師 (20736269)
夏目 美貴子 中部大学, 生命健康科学部, 講師 (60434578)
山田 聡子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (80285238)
前田 樹海 東京有明医療大学, 看護学部, 教授 (80291574)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
14,820千円 (直接経費: 11,400千円、間接経費: 3,420千円)
2021年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 道徳的感受性 / 看護学生 / 看護教育 / 倫理的問題 |
研究成果の概要 |
信頼性と妥当性が確保された唯一の尺度である道徳的感受性尺度学生版第2版(MSQ-ST2)を用いて全国調査、および1つの大学での事例であるが看護倫理の授業を通じた介入調査と経時的変化を確認する調査などを行った。その結果、看護学生の道徳的感受性が学年および学修とともに単純に高くなっていくものではないこと、道徳的感受性には臨地実習の経験が大きな影響を与えること、看護倫理の授業においては、倫理的な問題事例の提示と学生同士による話し合いが効果的であること、そして、MSQ-ST2は入学直後の使用には注意が必要だが、授業が少し進んだ入学3ヶ月目頃からは十分利用可能であることなどが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
看護学生の道徳的感受性については、看護倫理の授業などで一概に高くならないことが報告されていたが、その詳細と理由については明確ではなかった。本研究は、看護倫理に関する知識が増えることで逆に道徳的感受性が抑制される可能性とその理由、臨地実習による影響や看護倫理問題の事例を用いた授業の有効性の一端を明らかにした。あわせて、MSQ-ST2の尺度としての再現性を確認することができ、今後の看護基礎教育において、看護学生の道徳的感受性の育成を図るための教育内容や教育法の工夫と改善について、MSQ-ST2で測定した道徳的感受性を確認しながら行うことができるという、新たな教育法を提示することができた。
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