研究課題/領域番号 |
18H03114
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
|
研究機関 | 札幌市立大学 |
研究代表者 |
三谷 篤史 札幌市立大学, デザイン学部, 教授 (70388148)
|
研究分担者 |
松野 孝博 立命館大学, 理工学部, 助教 (40815891)
村松 真澄 札幌市立大学, 看護学部, 准教授 (50452991)
矢久保 空遥 札幌市立大学, デザイン学部, 助教 (50780079)
平井 慎一 立命館大学, 理工学部, 教授 (90212167)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
|
キーワード | シミュレーション教育 / 食事介護 / 高齢看護・介護 / シミュレーションモデル / 3Dモデリング / センシング / 看護基礎技術教育 / 高齢看護学 / メカトロニクス / 外観デザイン / 3Dプリンティング / 看護基礎教育 |
研究成果の概要 |
摂食嚥下障害を有する高齢者に適切な食事環境を提供するのが食事介護であり,看護基礎教育において学習すべき項目とされている.しかし、食事環境の整備や食材の形態などに関する研究報告はあるものの,食事介護における適切な食事介護器具(スプーン)の使い方を教える方法は十分検討されていない.ここでは,近年重要性が指摘されているシミュレーション教育に着目し,食事介護技術のトレーニングが可能なシミュレータを開発した.本シミュレータでは,スプーンの動きを検出できる舌部および口唇部を持つ顔モデルと,器具の動きに連動して動く顎関節,センサ信号に基づいて正しいスプーンの動かし方を導くナビゲーションアプリを開発した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
食事介護におけるスプーンの動かし方の教示ビデオはあるものの普及には程遠い.特に,こビデオだけでは教材としては不十分であり,基礎教育への導入には適切なツールが必要である.本シミュレータを活用することで,学生が正しいスプーンの置き場所や動かし方を訓練する教育を展開できる.これによる擬似体験は,臨床における演習や実習にも活かすことができ,シミュレータによる演習で会得したものを実習での体験を通して経験に置き換えることで,その重要性をより深く認識することにもつながると考えている.これは,患者・要介護者へ提供する看護の質の向上に繋がり,臨床現場における看護の質の向上にも貢献できる.
|