研究課題/領域番号 |
18H03133
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 東京家政大学 |
研究代表者 |
鈴木 誠 東京家政大学, 健康科学部, 教授 (80554302)
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研究分担者 |
平田 晃正 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00335374)
田山 淳 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10468324)
田中 悟志 浜松医科大学, 医学部, 教授 (10545867)
鈴木 貴子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (60549343)
小川 豊太 (濱口豊太) 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (80296186)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
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キーワード | 行動学習 / 経頭蓋交流電気刺激 |
研究成果の概要 |
一次運動野の神経における同期的な振動活動が神経の興奮性を調節することが知られている.近年では脳を交流電気で刺激する手法が開発され,滑らかな行動を改善する新たなツールとして期待されている.しかし,交流電気刺激が滑らかな行動の基盤になっている一次運動野の振動周期や興奮性に及ぼす影響については統一した見解が得られていない.本研究では,まず一次運動野における電界が最大で個人内変動が最小になる最適な交流電気刺激の電極位置を特定することに成功した.次に,特定した最適な電極位置で交流電気刺激を行うことによって,交流電気の周波数に応じて一次運動野の振動周期と興奮性が特異的に変化することを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神経活動の振動同期が信号伝達の重要な役割を担っていることが示唆されているものの,交流電気刺激によって神経活動の振動周期や興奮性が変化するか否かについては議論が分かれていた.交流電気刺激が滑らかな行動の基盤になっている神経の振動周期や興奮性を変化させることを明らかにした本研究による成果は,滑らかな行動の学習をターゲットとした新たな行動介入法を開発するための重要な足掛かりになると思われる.また,本研究によって特定された交流電気刺激のための最適な電極配置は,今後様々な臨床現場において各患者の脳の画像化やシミュレーションを経ずに用いることができるため,社会への広い波及効果を期待できる.
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