研究課題/領域番号 |
18H03142
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
長谷川 良平 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 上級主任研究員 (00392647)
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研究分担者 |
松本 有央 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究グループ長 (00392663)
稗田 一郎 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (10357832)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2019年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2018年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | Brain-Machine Interface / 脳波 / 事象関連電位 / 意思伝達 / 福祉機器 / 意思決定 / 人工知能 / パターン識別 / BMI/BCI / Artificial Intelligence / 意思伝達支援 / 重度運動機能障がい者 / BMI / EEG / ERP / BMI |
研究成果の概要 |
研究代表者の技術シーズである重度運動機能障がい者向けの脳波による意思伝達装置「ニューロコミュニケーター」と、近年めざましい発展を遂げている人工知能技術等を融合した、「ハイブリッド型BMI」の実現可能性について検討した。この目的の達成に向け、①想定ユーザーのコミュニケーション場面におけるニーズ調査、②音声認識等に基づいて対話者の意図(文脈)を把握するモジュールの開発、③把握した文脈に応じてメッセージ候補を絞り込むモジュールを開発した。また、④言語メッセージに付加する感情種も脳波で選ぶモジュールや、⑤それをCGアバターの表情によって表出するモジュールを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
進行性の神経難病や脳卒中等が原因で運動機能に重度な障害を呈する障がい者が多数存在する。そのような方々の中には、たとえ感覚機能や認知機能が正常であったとしても運動機能が極度に低下しまったために書字や発話などによる意思伝達が困難な場合がある。そうなると日常生活動作だけでなく他者とのコミュニケーションも不自由となり、介護者への要求が伝わらなかったり、家族との交流が断たれたりしてしまい、QOLが著しく低下する。本研究によって、脳波BMI技術とAI技術を効果的に融合した意思伝達装置を実用化することによって重度運動機能障がい者のQOLの向上に加えて社会活動への参加の機会を増やしていきたいと考えている。
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