研究課題/領域番号 |
18H03148
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
江川 達郎 京都大学, 人間・環境学研究科, 助教 (00722331)
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研究分担者 |
藤林 真美 摂南大学, 農学部, 教授 (40599396)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2018年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | 糖化ストレス / 運動抵抗性 / 骨格筋 / 終末糖化産物 / 骨格筋適応 / 糖化 / プロテオミクス / RNAシークエンス / 筋肥大 / AGEs / 運動 / 筋力トレーニング / プロテオーム / 運動トレーニング / リン酸化 / トレーニング |
研究成果の概要 |
本研究では、糖化ストレスが運動トレーニング効果に与える影響を明らかにすることを目的とした。マウスを用いた検討により、糖化ストレス負荷(メチルグリオキサールまたはグリセルアルデヒド由来の終末糖化産物AGEsの経口または腹腔投与)は、自発走運動に伴う骨格筋代謝適応や代償性筋肥大処置に伴う筋肥大を抑制することが明らかになった。また若年男性を対象にした解析により、体内の糖化ストレス状態は筋力を低下させる要因であることが明らかになった。以上の結果は、糖化ストレスが運動トレーニング効果を抑制する運動抵抗性因子であることを示唆している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨格筋の量や機能を向上させる手段として運動トレーニングが有効であることは広く知られている。しかし、運動の効果を最大限に得られるトレーニング手法を構築するためにも、運動トレーニング効果に影響をおよぼす因子の機能解析は欠かせない。本研究の成果により、糖化ストレスが運動トレーニング効果を妨げる運動抵抗性因子であることが明らかになった。この成果をもとに臨床研究に発展させることで、糖化ストレスに着眼したより効果的な運動トレーニング手法の構築に貢献できる。これにより、スポーツ科学分野のみならず、運動トレーニング実施が必要なリハビリテーション分野や介護予防分野、宇宙科学分野などへ成果が応用できる。
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