研究課題/領域番号 |
18H03162
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
藤本 雅大 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (10732919)
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研究分担者 |
伊坂 忠夫 立命館大学, スポーツ健康科学部, 教授 (30247811)
長野 明紀 立命館大学, スポーツ健康科学部, 教授 (30392054)
真田 樹義 立命館大学, スポーツ健康科学部, 教授 (50421227)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | バイオメカニクス / 姿勢制御 / 体重移動 / 動作分析 / ステップ動作 / 応答動作 / 高齢者 / 転倒 |
研究成果の概要 |
身体側方への素早いステップは転倒に対する重要な防御反応であり,その遅れは転倒リスクを高める.素早くステップを踏み出す上で重要となるステップ前の体重移動に着目し,転倒リスクに影響する要因を認知・筋機能の側面から明らかにすることを目的とした.転倒リスクの高い高齢者と股関節内転筋力の低下した高齢者において,それぞれ反応時間と体重移動時間の延長が,素早いステップを阻害する要因であることが示唆された.ステップ前に効果的に体重を移動し,素早くステップを踏み出すことを可能にするには,反応時間と股関節内転筋力を向上させるトレーニングが有効である可能性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
転倒を回避するために重要となる,ステップ前の効果的な体重移動を阻害する要因を明らかにした.高齢者では歩行動作や方向転換動作のように,適切な体重移動が要求される動作において,特に転倒の頻度が高い.なかでも,身体左右方向の転倒は,寝たきりや要介護状態を招く主要因である大腿部頸部骨折に繋がる.本研究で得られた研究成果は,高齢者の身体左右方向の姿勢制御能力を向上し,効果的に左右方向の転倒リスクを低減するトレーニングの確立に繋がる.
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