研究課題/領域番号 |
18H03170
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
丸山 敦夫 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (80117548)
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研究分担者 |
佐藤 大輔 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (60544393)
山代 幸哉 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 准教授 (20570782)
濱田 雅 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (40708054)
塗木 淳夫 鹿児島大学, 総合科学域総合教育学系, 准教授 (50336319)
衛藤 誠二 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (70295244)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
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キーワード | 経頭蓋磁気刺激 / 神経可塑性 / 運動野皮質内抑制反応差 / 運動誘発電位AP-LM潜時差 / 抑制性連続磁気刺激法 / 運動誘発電位抑制反応差 / 適応型運動学習成績 / 連続型運動学習成績 / SRTT / %SICI反応差 / AP-LM潜時差 / 抑制性TBS / MEP低下率 / 把持筋調節積分誤差 / 運動学習 / 個人差 / TMS / 下肢筋力調整 / 運動野興奮性 / 手指把持筋力調整 / MEP潜時 / 反応variability |
研究成果の概要 |
運動学習技能習熟(適応型および連続型学習成績)の個人差は、単発経頭蓋磁気刺激(TMS)による大脳運動野錐体神経(LM)や介在神経(AP)で誘発される運動誘発電位(MEPAP-LM)潜時差および二連発TMS法で評価した運動学習後の神経シナプス可塑性(運動野皮質内抑制(SICI)反応差に起因するかを検討した。研究成果として、MEPAP-LM潜時差および運動学習後のSICI反応差が存在し、神経可塑性の反応差は個人のMEPAP-LM潜時差と密接に関連することが指摘された。これら脳神経系への磁気刺激や運動学習による神経シナプス可塑性の個別反応差が運動学習の成績個人差を左右する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果では、運動学習作業成績の個人差は経頭蓋磁気刺激法で評価した神経シナプス可塑性variabilityに起因する可能性を指摘した。学術的な知見として、神経シナプス可塑性の反応特性は運動習熟の個人差を左右することが示された。社会的意義としては、運動技能の習熟には大脳運動野の神経可塑性の個別性が反映するので、この神経可塑性反応の存在を理解し、現場の体育授業や運動の「できばえ」の個人差に対応する指導法の工夫が重要であると指摘でき、脳神経可塑性特性という観点もスポーツや体育授業の指導立案に役立つと考えられる。
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