研究課題/領域番号 |
18H03193
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 熊本大学 (2019-2020) 長崎大学 (2018) |
研究代表者 |
小野 悠介 熊本大学, 発生医学研究所, 准教授 (60601119)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2019年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2018年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | 筋可塑性 / 筋萎縮 / 筋肥大 / サルコペニア / 加齢 / 骨格筋 / エイジング / 可塑性 / 筋適応 |
研究成果の概要 |
超高齢化社会を迎えた我が国では,平均寿命は延びる一方,健康で介護を必要としない期間である健康寿命は延び悩んでいる。その要因に加齢にともなうサルコペニアが挙げられる。加齢にともない骨格筋の可塑性は低下することが知られており,若齢者と比較すると同程度の筋力トレーニング負荷では高齢者の筋肥大反応は著しく減弱している。この可塑性低下の原因は不明であるが,サルコペニア発症の素地をつくると考えられている。本研究結果から,骨格筋おける細胞極性因子Scribの発現低下は加齢にともなう筋可塑性低下に関与する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究から,骨格筋における細胞極性因子Scribの発現低下は,加齢にともなう筋可塑性低下の分子基盤になる可能性が示された。Scribは筋肥大応答に必要であり,骨格筋のScrib発現量を保持することは,生涯を通して筋量を維持する上で重要であると考えられる。本成果は,将来,健康寿命延伸に向けたサルコペニア予防改善において,新たな運動・栄養介入の確立や創薬開発への応用が期待できる。
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