研究課題/領域番号 |
18H03195
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
伊藤 圭祐 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 准教授 (40580460)
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研究分担者 |
加藤 竜司 名古屋大学, 創薬科学研究科, 准教授 (50377884)
田中 瑞己 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 助教 (70803344)
河原崎 泰昌 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 准教授 (80303585)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 14,820千円 (直接経費: 11,400千円、間接経費: 3,420千円)
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キーワード | ペプチド輸送体 / ジペプチド / 栄養素吸収 / 必須アミノ酸 / 食品ペプチド / ジ・トリペプチド / 輸送体 |
研究成果の概要 |
ペプチド取り込みシステムはバクテリアから高等動植物に至るまで生物全体で保存されており、窒素源を高効率に獲得するために重要である。 このペプチド取り込みシステムは、8,400種類ものジ/トリペプチドを認識できるPOTファミリーのペプチド輸送体が担っている。本研究では、ジペプチドライブラリーを用いた網羅的解析によって、真核生物POTの基質多選択性を解明した。 結果として、真核生物のPOTは、ヒトの必須アミノ酸を高効率に取り込むための共通した性質を有することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって得られた成果は、食品ペプチドの吸収実態の理解を通じ、病中病後の経腸栄養療法への応用、スポーツ用途食品の開発、高齢者や発展途上国における高効率な栄養供給法の開発等につながる。また、β-ラクタム系抗生物質、抗がん剤、降圧薬、抗ウィルス薬等のペプチド類似構造を持つ医薬品がPOTを介して吸収されることが報告されていることから、医薬品開発や食薬相互作用の理解への貢献も期待できる。
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