研究課題/領域番号 |
18H03208
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60030:統計科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
服部 聡 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50425154)
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研究分担者 |
小向 翔 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (70794543)
逸見 昌之 統計数理研究所, 数理・推論研究系, 准教授 (80465921)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2021年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | メタアナリシス / 公表バイアス / 選択モデル / 感度解析 / 臨床試験登録 / 予後因子研究 / 診断法研究 / ネットワークメタアナリシス / 要約ROC曲線 |
研究成果の概要 |
メタアナリシスは複数の医学研究を併合してより強固な医学的根拠を得るための方法で、臨床ガイドラインの策定などで重要な役割を果たしています。メタアナリシスは学術論文中に報告された過去の研究結果を元に行われますが、良い結果のみが論文として公表される傾向にあり、バイアスを生むこととなります。そのような公表バイアスに対処する方法は、無作為化臨床試験での治療効果のメタアナリシスでは広く研究されてきていますが、ネットワークメタアナリシスや診断法・予後因子研究などの多変量メタアナリシスではほとんど研究されてきていません。本研究では、この問題対するパラメトリック感度解析の方法を開発しました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多変量メタアナリシス、特に、ネットワークメタアナリシスの適用例は近年劇的に増加しており、伝統的な方法では見出すことのできなかった知見が多く生み出されています。しかしながら、公表バイアスに対処する方法はほとんど開発されてきておらず、果たして、メタアナリシスによる結果が十分に説得力があり安定したものであるかについての危惧が常に残る状態でした。本研究では多変量メタアナリシスに適用可能な公表バイアスの影響を定量化する方法を与えています。多変量メタアナリシスの結果の妥当性を考察することができ、臨床医学研究への大きなインパクトが期待されます。
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