研究課題/領域番号 |
18H03221
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60050:ソフトウェア関連
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
石尾 隆 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 准教授 (60452413)
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研究分担者 |
伊原 彰紀 和歌山大学, システム工学部, 講師 (40638392)
小林 隆志 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (50345386)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
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キーワード | ソフトウェア品質管理 / 動的解析 / コードレビュー / デバッグ / ソフトウェア品質保証 |
研究成果の概要 |
本研究では、プログラムの実行トレースを収集し、それを開発者が共有することで、開発者がソフトウェアに対する変更の影響を分析する作業を支援する技術の開発を行った。 実行トレースの収集を実施するための方法として、収集手順そのものをプログラムとして記述可能とする環境を実現した。実行トレースの共有を実現するために、あらゆる動作を記録する全知デバッグ技術を発展させ、記録するデータ量の上限をあらかじめ決めた上で有用な情報のみを記録する準全知デバッグ技術を開発した。そして、2つの実行トレースの効率的な比較により動作の変化の影響範囲の分析を支援する技術を実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ソフトウェアの動作は、機能追加やバグ修正、実行環境の変更など、様々な要因で変化するものであり、その影響を分析するための新しい技術を開発したことで、ソフトウェア保守の効率を高めることに貢献すると考えている。 また、プログラムの動作を記録したトレースのデータは、従来、どれだけのデータ量になるのか予測できないという問題があり、実用的に使うことは難しいと考えられていた。本研究では、実行トレースのデータ量をあらかじめ制限した形でデータ収集を行っても有効性が損なわれないことを示したことから、今後、ソフトウェア工学研究における実行トレースデータの活用が広がることを期待している。
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