研究課題/領域番号 |
18H03230
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
大木 英司 京都大学, 情報学研究科, 教授 (70524156)
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研究分担者 |
佐藤 丈博 京都大学, 情報学研究科, 准教授 (40793279)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
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キーワード | エラスティック光ネットワーク / 無瞬断フラグメンテーション / パスプロテクション / パスの切り替え / 経路変更 / 光ネットワーク / 無瞬断デフラグメンテーション, / 1+1 パスプロテクション / パスの切り 替え |
研究成果の概要 |
本研究では、1+1パスプロテクションを適用したエラスティック光ネットワークにおけるパスの経路変更と切り替えに基づくデフラグメンテーション方式を提案した。プライマリパスとバックアップパスの切り替えを行うことで、プライマリパスとバックアップパス両方についてデフラグメンテーションを適用可能となる。提案方式の最適化問題を整数線形計画問題 として定式化した。整数線形計画問題では実用的時間内で最適解の導出が不可能な大規模なネットワークの問題を解くために、発見的アルゴリズムを示した。経路変更を行わない従来方式と比較して提案手法を用いた際にブロッキング率が抑制されることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
光パスの経路とスペクトルが静的に与えられる静的シナリオで、フラグメンテーションの度合いとデフラグメンテーション(デフラグ)の制御回数を反映させて目的関数を定義し、この値を最小化するデフラグ方式について、静的なシナリオに対する数理モデルを整数線形計画問題として定式化し、本問題の計算複雑度を明らかにした。所望のネットワーク規模に対して、実用的な計算時間で計算できない場合に対して、発見的アルゴリズムを開発した。光パスの設定・解除が繰り返される動的シナリオにおいて、光パス要求のブロッキングを低減するように、デフラグ方式を開発した。これにより、新たな光ネットワークサービスを開拓する基盤技術を確立した。
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