研究課題/領域番号 |
18H03272
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
福井 類 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (80607416)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
14,950千円 (直接経費: 11,500千円、間接経費: 3,450千円)
2020年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | ウェアラブルデバイス / ユーザインタフェース / 手首凹凸 / 腕時計型デバイス / 人間工学 / 筋電位センサ / 多関節バンド |
研究成果の概要 |
本研究では腕時計のように手首に装着するだけで手形状と内力(力の入れ具合)を同時に認識可能なデバイスの実現を目指した.具体的には次の3つのアプローチで研究を行った.(1)手首表面の凹凸を手首装着型デバイスの内面に搭載された距離センサアレイによって計測した,また同時に筋電計または握り込み力計を用いて力の入れ具合も取得した.(2)手首凹凸パターンに含まれる力の入れ具合の情報を分析し,手首凹凸変化現象がどのように引き起こされているかを解明した.(3)強い影響因子である手首凹凸の特徴量を入力とし力の入れ具合を出力とする認識器を構築した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は手首に巻き付ける腕時計型のデバイスにより得られる手首凹凸データから,手形状だけではなく,力の入れ具合(内力)まで認識できることを明らかにした世界初の試みである。多くのユーザインタフェース研究では,手指の動き(形状)が認識されてきたが,本研究のように力の入れ具合まで認識した研究は研究代表者の知る限り過去に例がなく,非常に先進的な取り組みである。この研究成果は,手首装着型のユーザインタフェース研究に新たな認識対象を加えることの意義をもたらし,さらなる発展が期待される。
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