研究課題/領域番号 |
18H03274
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
神原 誠之 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 准教授 (10346306)
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研究分担者 |
佐藤 弥 国立研究開発法人理化学研究所, 科技ハブ産連本部, チームリーダー (50422902)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2020年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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キーワード | 対話ロボット / 心理評価 / 感情増幅対話 / 潜在意識 / 感情増幅発話 / 行動変容 / 長期対話 / 同調対話 / 対話エージェント / 心理評価実験 / 潜在意識評価 |
研究成果の概要 |
年齢を問わず独居世帯が増加することに伴い,現実世界においての日常的な発話が不足している問題を解決するために、対話ロボットが話し相手となることで,人の日常的なコミュニケーションを促進する取り組みが注目されている。対話ロボットが活用されるためには,ユーザが対話ロボットと日常的に利用し続けたいと思う“ 継続利用意欲 ”が維持され続ける必要がある.本研究では、TV を見ている人と共に対話を行う TV 雑談ロボットを用いて、”魅力的な発話文生成”・“ 臨場感を高める発話 ”技術、および、人の話し方や振る舞いを模倣して話す“ ユーザに同調する発話”を提案することで、人との対話意欲の向上を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
TV を見ている人と共に対話を行う TV 雑談ロボットを用いて、”魅力的な発話文生成”・“ 臨場感を高める発話 ”技術、および人の話し方や振る舞いを模倣して話す“ ユーザに同調する発話”技術を開発し、主観評価とともに、生理指標を用いた客観的評価を行った。その結果、有意に実験参加者に共感しているという印象を与え、提案手法を適用したロボットが継続利用意欲の促進に貢献することが示された。これは、これまで心理学分野において定性的に効果が唱えられてきた対話技術を、客観的かつ定量的に評価を行い、今後対話ロボットが社会的に普及・活用されるための技術として非常に大きな社会的意義を生み出す可能性がある。
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