研究課題
基盤研究(B)
単眼の超多眼方式網膜投影型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を2台組み合わせて2眼ステレオ表示が可能な3D-HMDを開発した。提案した3D-HMDは、水晶体の調節作用と両眼の輻輳および両眼視差を伴った自然な3D仮想映像を、輻輳と調節に矛盾なく表示できる。試作した3D-HMDは、瞳孔からの距離が200mmから3500mmの範囲の任意の位置に3D映像を提示できる。
提案手法の特色は、水晶体の調節作用と両眼の輻輳に乖離が無く両眼視差を伴った高画質で自然な3D表示ができること、必要な情報だけを選択的に提示できることである。一般的な2眼ステレオ表示では、水晶体の調節と両眼の輻輳に乖離が生じ疲れやすい欠点があるが、提案手法では調節と輻輳に乖離が生じない。本研究成果の応用例は、①車の運転時などの外界の動きが速い状況における的確なAR表示、②外科手術における精度の高い手術支援、③網膜投影方式の特長である高齢者や低視力者の視覚を補助する情報提示などが考えられる。
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