研究課題/領域番号 |
18H03311
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61050:知能ロボティクス関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
飯尾 尊優 筑波大学, システム情報系, 助教 (70642958)
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研究分担者 |
下原 勝憲 同志社大学, 理工学部, 教授 (10395105)
塩見 昌裕 株式会社国際電気通信基礎技術研究所, 知能ロボティクス研究所, 研究室長 (90455577)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2018年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | ソーシャルロボティクス / ヒューマンロボットインタラクション / 知能ロボティクス / 複数ロボット対話 |
研究成果の概要 |
本研究では複数ロボットが社会性を表出し間接的または集団対話的に情報提供するPassive/Interactive Social Mediaに関する基礎研究とその概念を様々な場面に適用したロボットシステムの効果検証を行った。研究成果として、まず本概念の基盤技術となる通行者のトラッキングのための複数測距センサのキャリブレーション技術および通行者の注意点認識技術を確立した。そして、音声認識の困難な状況で対話感を高めるため、複数人会話での引き込み現象に関する特性の解明を進めた。さらに、複数ロボットによる連携効果を学習・生活支援・展示説明の場面で検証し、その有効性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、3つの点で学術的意義と社会的意義がある。まず1つ目は、サービスロボットにとって重要な技術である通行人のトラッキングを行うための、複数センサのキャリブレーションの労力を削減する手法を確立したことである。これは技術展開の面で意義がある。2つ目は、ロボットを含む複数参加者対話という場面で引き込み現象の研究を始めたことである。引き込み現象は認知心理学における重要な現象であるがその場面での研究は未開拓であり学術的意義が高い。3つ目は、子どもの学習支援などサービスロボットにとって重要な場面で複数ロボットの連携の有効性が示したことである。これは、応用研究として学術的意義がある。
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