研究課題/領域番号 |
18H03316
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61060:感性情報学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
橋本 悠希 筑波大学, システム情報系, 准教授 (10601883)
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研究分担者 |
志築 文太郎 筑波大学, システム情報系, 教授 (20323280)
高橋 徹 筑波大学, システム情報系, 助教 (40780672)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 漆 / 回路 / インタフェース / 電子回路 |
研究成果の概要 |
本研究では,塗膜内に電子回路を作り込むことでモノに機能を付加する漆インタフェース技術の確立とその応用に取り組んだ.まず,漆膜の電気絶縁特性を検証し,回路のレジスト材で使用可能であることやその条件を明らかにした.漆膜への回路組込技術では,導電箔を用いた箔押し手法を用いて設計から印刷までを高い精度・自由度で作り込み,多層化を実現した.応用として,タッチインタフェース,NFCタグ,漆の色制御に取り組み,多様なアプリケーションへの応用可能性を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で実装した技術は,既存のモノに塗料を塗り、電子回路を組み込むことを可能とし,既に存在するモノを機能化する.これにより、空間圧迫の問題を解消し、自然なインタラクションが実現できる.モノに塗り込む情報インタフェースには、カスタマイズ性や環境性能の高さなどの利点がある.本研究で焦点を当てた漆は,耐久性や安全性、美しさなどの付加価値を持ち、日常生活で直接触れ合う用途に適する.また、漆は再生産可能な天然素材であり、「自然との共生」に大きく寄与する.伝統工芸で培ってきた日本の漆技術を基にした本研究成果は、社会的なニーズに応えつつ、持続可能な社会の実現に貢献するものと言える.
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