研究課題/領域番号 |
18H03321
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61060:感性情報学関連
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研究機関 | 中部大学 (2020-2021) 名古屋工業大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
中村 剛士 中部大学, 工学部, 教授 (90303693)
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研究分担者 |
松原 茂樹 名古屋大学, 情報連携推進本部, 教授 (20303589)
吉川 大弘 鈴鹿医療科学大学, 医用工学部, 教授 (20303753)
永田 雅子 名古屋大学, 心の発達支援研究実践センター, 教授 (20467260)
ジメネス フェリックス 愛知県立大学, 情報科学部, 准教授 (60781507)
加納 政芳 中京大学, 工学部, 教授 (90387621)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
13,780千円 (直接経費: 10,600千円、間接経費: 3,180千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | 教育支援ロボット / 発達障害 / 教育支援 / ロボット / コーパス構築 / 発達障がい |
研究成果の概要 |
本研究では, 発達障害児向け教育支援ロボットを試作し, 小学生を対象に互いに音読を行い褒めるロボットによる学習支援効果を調査した. 実験の結果, ロボットとの音読は, 単独で音読をするよりも句読点での停止割合が増え, 誤読数が減少していた.このことから, 褒めるロボットと互いに音読を行うことで音読の正確性が向上する可能性があることを示した. また, 学習者の状態を把握するために,ロボットにカメラを付け学習者の注視領域を推定できるか調査した. 実験の結果, 各分類器での精度は約75%であったが, 注視点ごとに精度を見ると, カメラより下方向にある注視点で精度が悪い傾向があった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は,発達障害グレーゾーン児童向けの教育支援ロボットとして,「ロボットとの共同学習」「ロボットからの褒め」「Learning by Teaching」を実装したTabot Eggを提案・試作し,その教育効果が有効である可能性を示した点にある.有効な教育効果は児童の自尊感情を育成することが期待できる. 一方,社会的意義については,グレーゾーン児童というこれまで教育支援の対象でなかった群に注目し,そのための教育支援ロボットによる教育支援方法や学習状態の把握機能について基礎的な検討を行った点が挙げられる.
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