研究課題/領域番号 |
18H03322
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61060:感性情報学関連
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
岡田 美智男 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50374096)
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研究分担者 |
長谷川 孔明 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (30816210)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2018年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
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キーワード | 〈弱いロボット〉 / ヒューマン・ロボットインタラクション / 言葉足らずな発話 / 共同想起対話 / 非流暢性 / 社会的相互行為 / 弱いロボット / ソーシャルロボット / 構成的理解 / 不完結さ / 調整的行為 / 微視的相互行為 / コミュニケーション / リアリティ |
研究成果の概要 |
これまで、自らはゴミを拾えないけれども、子どもたちの手助けを上手に引き出しながらゴミを拾い集めてしまうような〈弱いロボット〉の研究を進めてきた。本研究は、〈弱いロボット〉の概念を微視的な社会行為に展開するのもで、いい淀みやいい直しを含む非流暢な発話、言葉足らずな発話、物忘れなどを含んだ発話など、日常の何気ない発話や会話における〈不完全さ〉や〈不完結さ〉の役割や効用を、人とロボットとのインタラクションの場を用いて構成論的に明らかにしたものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般にスマートスピーカなどは、ユーザーからの語り掛けに対して、流暢な発話で、過不足ない内容で応えており、正確な情報交換を旨とする情報機器としては優れている。しかし、ソーシャルなロボットとして捉えてみると、どこか冷たく感じられ、よそよそしくもある。本研究では、聞き手との社会的なつながりを指向するコミュニケーションを生み出すインタラクションデザインとして、言葉足らずな発話などの発話の不完全さに着目し、その働きをヒューマン・ロボットインタラクション研究により明らかにしたものである。
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