研究課題/領域番号 |
18H03324
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61060:感性情報学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
添田 喜治 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (10415698)
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研究分担者 |
下倉 良太 大阪大学, 基礎工学研究科, 准教授 (90455428)
吉野 公三 関西学院大学, 理工学部, 准教授 (10358343)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2020年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2019年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2018年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | 顕著性 / 不快度 / 両耳間相関関数 / 自己相関関数 / 脳波 / 鳥の鳴き声 / 反応時間 / サウンドデザイン / 心拍 / 好ましさ / 両耳間相互相関度 / 頭部伝達関数 |
研究成果の概要 |
本研究では,音源と音場の両方の特性を考慮し,音の物理,人間の心理・生理的側面から,快適で気づきやすい音を実現するための評価手法を構築した.音源方向の高精度予測を可能にするため,音源位置の違いが,人間の耳に到来する音の自己相関・相互相関関数に与える影響を明らかにした.実環境の音に関して,どのような空間要素が顕著性や不快度に影響を及ぼすかを明らかにするため,鳥・虫の鳴き声,航空機騒音,空調音を用いて検討した.その結果,両耳相互相関関数から得られる3つの指標に加えて,自己相関関数から得られる指標,変動強度,スペクトル歪度を用いることで,顕著性や不快度を高精度で予測できることを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々は様々な音に囲まれて生活している.特に公共空間では,アナウンスや足音を含め,様々な音が存在している.それゆえアナウンスや視覚障碍者のためのサイン音は,音圧レベルを大きくしないとはっきり聞こえない.しかし,音圧レベルを大きくしすぎると,不快な音となる.そこで,音圧レベルがそれほど大きくなくても,明瞭で快適に聞こえる音が求められている.本研究では,快適でわかりやすい音のデザインを可能にするために,どのような音の物理的要素が,音の快適性や分かりやすさに影響を及ぼしているのか,さらに音が物理的にどのような状況の時に,快適でわかりやすいのか検証した.
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