研究課題/領域番号 |
18H03338
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62020:ウェブ情報学およびサービス情報学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
吉岡 真治 北海道大学, 情報科学研究院, 教授 (40290879)
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研究分担者 |
伊藤 正彦 北海道情報大学, 情報メディア学部, 准教授 (60466422)
神門 典子 国立情報学研究所, 情報社会相関研究系, 教授 (80270445)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | テキストマイニング / 報道分析 / 可視化 / オピニオンマイニング / オントロジー |
研究成果の概要 |
本研究では、ニュースサイトのスタンスを分析する方法として、トピックごとの記事の賛否に注目して多面的な分析を行う方法を提案した。具体的には、ニュースサイトには、右翼・左翼のような一元的なスタンスだけではなく、ニュースジャンルやトピックに関する興味の違いがあることを確認したことを受け、これらの興味の違いを考慮したニュースサイトのスタンスの類似性を利用者の興味を考慮しながら分析できるインタラクティブなシステムの提案を行った。 また、並行して行った固有名詞に関する知識として、Wikipediaカテゴリの情報を知識工学的な観点から整理したオントロジーの提案をおこなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、これまでの研究やニュースサイトの分析で行われてきた右翼・左翼といった一次元的なスタンスではなく、トピックの興味を考慮して多面的にスタンスを分析するという考え方に基づいて、情報科学の観点からニュースサイトのスタンスを分析する新しい方法を提案したという点に学術的な意義がある。現時点では、その解釈が難しい状況ではあるが、現在問題となっている偏向報道などについての分析を行うための基盤となりうる技術である社会的意義は大きいと考えている。また、並行して開発したWikipediaカテゴリオントロジーは、知識工学的な観点からWikipediaの情報を整理したものであり、今後の活用が期待される。
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