研究課題/領域番号 |
18H03349
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62040:エンタテインメントおよびゲーム情報学関連
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
松島 恭治 関西大学, システム理工学部, 教授 (70229475)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | コンピュータホログラフィ / 計算機合成ホログラム / フルカラーディスプレイ / 3次元立体画像 / 静止画ディスプレイ / 3次元立体画像 |
研究成果の概要 |
コンピュータホログラフィは,驚くほど奥行きのある究極の3D映像を作成する技術である.本研究では,このコンピュータホログラフィにおいて,静止画フルカラー3D映像の作成・再生技術を中心として,様々な基盤技術の形成を行った.具体的には,積層CGVH方式と呼ぶフルカラーホログラム技術を開発し,LED照明では従来のRGBカラーフィルタ方式を凌駕する高品質再生像が得られることを示した.また,3D映像の観察を阻害する不要光・不要像を除去する位相変調技術や干渉縞発生技術,あるいは展示のための照明用バックライトの開発を行った.その結果,従来よりも大きく,高品質で見やすい3D映像を再生できるようになった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コンピュータホログラフィで再生される3D映像は,現在実用化している3D映像技術やヘッドマウントディスプレイ等で問題となる知覚矛盾が一切発生しない特長がある.この技術で再生される3D映像は多人数で同時に見れ,長時間の観察でも疲労感が生じない.また,視覚の発達を阻害する要因もないため,年齢制限などが必要ない利点もある.一方,コンピュータホログラフィによる3D映像は,現在最高の8K映像の数千倍もの画素数を必要とするため,それを作成すること自体が困難である.そこで,本研究では,その3D映像の作成と再生を容易にするための技術基盤の形成を行った.
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